大佐っ!それは!それはイケません!!!!
ゴリラーズ・ハイというものを知っているだろうか。
ゴリラーズ・ハイを経験した者は語る。
脳ミソをゴリラに鷲掴みにされているような………!ああ、おそろしや!
我々は窮地に立たされていた。
B+に足をかけているのである。
少佐兼参謀の自分がなにか考えなければ、もうあとがない。
「大佐!自分に考えがあります!」
「こじか隊員!言ってみたまえ!」
「ハッ!」
- トルネードがスペシャルのブキを選び、えりん大佐が敵陣に、自分は自陣に打ち込む。
- 敵が、死角から接近してきた場合、2ナイス。
「サー!イエス、サー!」
我々は、各々選んだブキをもち、戦場へと足を向ける。
ステージは、Bバス。
敵にはSがいた。
我々の相手として不足なし。
さぁ、こちらの力を見せつけようじゃないか!
Ready Go !!!!
戦いの火蓋が切って落とされた。
まずはスペシャルをためるために塗り尽くす。
自陣エリアをとり辺りを見回す。敵は来ていないようだ。
スペシャル起動!
発射!!!!
自陣は取れていたので敵陣に打ち込む。
エリアゲット!!!
カウントが始まる。
のうのうと、カウントを聞いている場合ではない。
敵は!?どこだ!!!!
「メーデーメーデー!!!!!右から敵が回り込んでいる!!!!!」
すこし目を離していた隙に右から回り込まれ、気付いた時には、私はインクの一部と化していた。
号令は間に合ったのか!?大佐は!?
あ、ああああ!!!
大佐あああああ!!!!!!!!
大佐が私を殺したゴリラをインクに変える!!
「大佐ああああああ!!!!!!自分、大佐に一生ついていきますうううう!!!!」
「ナイス」
あぁ、大佐。
あなたはとても、大佐です。
大佐、お慕い申し上げます。
目が覚めたとき、私を包み込んだのは心地のよい光と圧倒的な敗北感だった。
そうか、昨日は……。
徐々に昨日の出来事が頭のなかをめぐる。
そういえば、先程から右手が痛い。
Twitterを見て愕然とした。昨夜、Twitterで暴れまわっていたのは正しくゴリラだったのだ。
ゴリラゴリラ。